目次

この記事は前編の続きなのでそちらを読んでからこの記事を読んでほしい。前編のおさらい。「集合的無意識」という神が求めているものは「人間が強い自我を持ち、自己表現すること」であった。秘密結社はこのことを裏付ける数々の証拠を残している。特にわかりやすいものをロスリンチャペル内の彫刻に表現してくれていた。

自我の二面性について

自我の原動力

前編では自我の重要性を説いた。さて、本題の前にまずは自我の2つの側面について理解してほしい。自我は2種類のものを原動力としている。それが「希望」と「恐怖」である。

こころに湧いてくる「恐怖」を原動力に人間が行動すると世界に「死」をもたらす。一方で「希望」を原動力にすると「再生」をもたらす。

自我の悪の側面

「恐怖」を利用した自我

「恐怖を原動力とする自我をもった人間」が増え過ぎたとき世界は滅亡する。恐怖に基づく自我は憎しみや争いを増大させていくから。そのことについてはこちらの記事でも説明しているので読んでみてほしい。

エゴという自我

人間は自我のことをエゴと呼び、強い自我を持つ人を嫌うことがある。自我が引き起こす大惨事を知っているので、エゴを恐れているのである。とくに日本人はその気持ちが強い。自我を用いて自己表現せず周りに合わせて静かに生きている。

自我の善の側面

「希望」を利用した自我

そして、自我の善の側面について。「希望を原動力とする自我をもった人間」は世界を再生へと導いているのだが、その活動の本質は目に見えにくい。

希望と自己探求心

「希望」に基づいた自我を活用する人間は自己探究心が強い。そして、偉大なことを成し遂げる。自分の信じた道を進む人たちでもある。大企業の創業者などはこのタイプではないかと。自分の為に行ったことが、結果的に人々の為になるようなことを行った人たちである。

自分の為が他人の為になる

自分の為に生きている人たちは、自分が一番楽しいと思うことを中心に生きている。本人たちは気がついていないとしても、それはこころに湧く「希望」を原動力としている。これが善い自我の使い方。

見極めが難しい

「希望」に基づいた自我と「恐怖」に基づいた自我とを見分けるのは難しい。どちらも自己中心的な思考であるため、人間はどちらも「エゴの強い人」と誤解することがある。自分の為に生きる人は、それを行う為に手段は選ばないし、必要のないものは切り捨てていくこともある。自分の為の決断が上手である。弱い自我の人にはできないことだから、誤解しやすい。

弱い者は強い者を恐れる

わかりやすいものが好きな人間

この世界ではこころが弱い人の割合が多くなっていて、強い人を恐れる人も多くなっている。以前の記事でも説明したけれど、弱い人間の特性は自分以外のものを悪者にすること。だから目に見えてわかりやすいものに悪意を向ける。お金、権力、暴力などはその代表である。

強いものたちの気持ちを理解すること

私は「悟り」を経て強い人間の気持ちが理解できてしまったし、人類最後の課題が「強いもの」への理解であることもわかってしまった。それなので、強い人間を擁護する立場をとっている。

けれど「悟り」以前は弱い人間であったので、弱い側の気持ちもわかる。その時のわたしは「世界を牛耳っている悪い思考のお金持ちが存在し、世界を滅亡に導いている」と考え、世界をあきらめていた陰謀論者であった。

社会の仕組みも強いもの

ちなみに陰謀論者から抜け出し「悟り」を得られたのも、株式投資にチャレンジして資本主義の仕組みを理解しようと試みたところからであると思っている。強いものの気持ちをわかろうとしていたあのときの自分を褒めたい。さっそく次の章からが本題。秘密結社が隠してきたものについて説明していく。

秘密結社は自我の重要性を知っている

秘密結社が秘密にしてきたこと

秘密結社とは簡単にいえば、何かを隠している集団のこと。有名どころはフリーメイソンやイルミナティなど。多くの人がその隠された秘密を考察している。

秘密結社とは、結社の存在そのものが構成員により秘匿される、又は、結社の存在は公になっていても、その構成員であることが、組織や構成員自身の許諾によらないで、第三者等により公開されることが禁じられている組織、あるいは、結社の活動目的や活動内容を構成員以外の第三者等に公開することが禁じられている組織などが秘密結社であると指摘される。フリーメイソンは、存在は元より、連絡先や支部などが公開されている。秘密結社の明確な定義は存在しない。

wikipedia

秘密が明らかになる時代

今や秘密結社の存在が明らかになり、人々に周知されている。その事実は秘密が明かされる時代になったことを示している。そしてその秘密というのが、自我が世界を救済するという智慧である。

フリーメイソンの真実

フリーメイソンの会員は強い人たち

フリーメイソン会員は有名人に多い。過去の会員には大統領、物理学者、音楽家などがいる。自我を活用し何者かになっている人たちである。何らかの神を信じていること、そして多くの人間に影響力を与える地位についていることが入会条件のひとつであるらしい。

男性的強さで自己表現すること

何かをやり遂げた人たちが会員となっていることからも自我を重要としていることがわかる。やはり「人間が強い自我を持ち、自己表現すること」を求めている神の意志の通りに、フリーメイソンは活動している。

そして男性しか入会できないことにも意味がある。自我を利用して世界に影響を与えるには、こころの「強さ」が必要であるから。こころの中の男性性が重要であることについては別の記事でも説明しているので、そちらもどうぞ。

関連記事:サンとエボシが意味するもの

フリーメイソンのシンボル

自我の二面性と自我が世界に及ぼす作用を見つけることができるのは、目が開かれたものだけである。全てを信じ、全てに意味があることを知っている神の目線である。だから、フリーメイソンは「プロビデンスの目」のシンボルを採用している。ピラミッドは三位一体を表している。男性性と女性性が統合されたときに「悟り」が起き、目が開ける。相反するものがバランスをとり、新しいものが生まれる。これが三位一体である。

秘密結社の二面性

「死」と「再生」を知っている秘密結社

フリーメイソン、イルミナティ、薔薇十字団などなどオカルトマニアが大好きな神秘的集団が隠してきたものとは自我の作用であり、それが世界を「死」と「再生」に導くことを教えてくれている。

悪の秘密結社

陰謀論者たちは、悪の秘密結社の存在をほのめかす。「死」を恐れるための行動である。無意識で、自我の悪の側面が大惨事を起こすことを知っているから。彼らは「恐怖」に基づいた自我を活用し、陰謀論を広めることを自己表現としている。その行為が世界を「死」へと導いていることも知らずに。

ロスリンチャペルの謎を解く

ロスリンチャペルと謎の彫刻

テンプル騎士団とロスリンチャペル

イギリス、スコットランドにロスリンチャペルという教会がある。映画「ダ・ヴィンチ・コード」のラストシーンに出てくる教会でもある。テンプル騎士団という秘密結社に関係が深いと噂されている教会である。

フリーメイソンの始まり?

この教会を建てたのは、スコットランドの貴族シンクレア家の人。シンクレア家は過去にテンプル騎士団設立者であるユーグ・ド・パイヤンと婚姻関係があったとのこと。確かなことは明らかになっていないが、テンプル騎士団がフリーメイソンの始まりであるとのはなしもある。

ロスリンチャペルは謎だらけ

この教会の内部には不思議な石工彫刻が多い。私はこの教会に行ったことはないが、便利なインターネットでロスリンチャペルのことを調べているときに偶然みつけたとある彫刻の謎。誰が見ても謎としか思えない彫刻も、やはり自我の重要性を説いていることがわかった。この謎が解けた時わたしは興奮した。

七つの大罪と七つの美徳

とある彫刻の表と裏

その謎の彫刻とは、表に七つの大罪・裏に七つの美徳が掘られているもの。実際に現地に行ったこちらの方のサイトに画像と分かりやすい説明がありましたので、引用させていただきます。現在は写真撮影禁止となっているようなので、貴重な画像なのかも。

七つの大罪

7つの大罪とはキリスト教用語で、人間が犯してはいけない罪のこと。その反対が7つの美徳である。まずは彫刻の表に掘られている、七つの大罪の種類について引用元より拝借。

七つの大罪…1 Pride(傲慢)・2 Gluttony(食欲)・3 Charity(慈悲)・4 Greed(強欲)・5Anger(憤怒)・6Envy(嫉妬)・7Sloth(怠惰)・8Lust(色欲)

七つの美徳

そして、以下に引用させてもらったものが七つの美徳である。

そしてこの裏側には、「7つの美徳」が描かれています。
1.助けを必要とする人を助ける
2.裸の人に服を着せる
3.病人の世話をする
4.囚人を訪問する
5.強欲を示す
>これが先ほどの「7つの大罪」の3番と入れ替わっています
6.飢えた人に食物を与える
7.死者を埋葬する

となっています。下の写真をご覧下さい。

ロスリン礼拝堂訪問記・その2~地下室への階段

慈愛と貪欲が入れ替わっている

この方の説明のように、この表裏の彫刻は何故か「慈愛」と「強欲」が入れ替わっているという。大罪の中に美徳であるはずの「慈愛」が、美徳の中には大罪であるはずの「強欲を示す」彫刻がある。これがロスリンチャペルの謎のひとつである。

「強欲を示す」は美徳

先程から説明している通り、秘密結社は「希望」に基づいた自我が世界を救うことを知っている。だからこそ、七つの美徳に「強欲」を入れたのだ。自我を利用した自己表現は、強欲である。わたしはこう生きたい!という強い欲望で自分のために生きることを成し遂げた人たちは、世界に影響を与える。「強欲を示す」とはまさにこのこと。

「慈愛」は大罪

慈愛とは弱い者の為に生きること

そうなると、慈愛が大罪になっていることについて疑問に思う人がいると思う。しかしこれも自我の2つの側面を知っていれば答えはわかる。

聖人だけを称賛する人々

「弱い者の為に生きる行為」は人々の感動を呼び、平和を望む人たちの中にはそう生きたいと思っている人も多い。歴史上にはマザー・テレサなど弱い者のために行動を起こした人たちがいて称賛されている。しかし「自分の為に生きた結果として、他人の為になっている行為」にはあまり目を向けてくれない。

間違った自己犠牲は大罪

弱い者の為に生きることを目標とした結果、自分を犠牲にする人たちがいる。自分の為に生きる前に、他人の幸せを願うことは、実は「恐怖」に基づいた行動である。

マザーテレサは晩年、孤独を感じていたようだ。彼女は「何十年にもわたって神から切り離されている感覚をもっていた」と言っている。自分の為に生きないことは神の意志から離れる行為であるから、そう感じるのだ。

公開されたテレサの文章からは、晩年の彼女が孤独感と戦っていたことが明らかに読み取れる。それは修練者であった若き日のテレサが抱いていた強い思いとは対照的なものであった。手紙のなかで、彼女は何十年にもわたって神から切り離されている感覚を持っていたこと、神の愛の宣教師会を創始するために励むことができた若い頃の情熱を失っていることを訴えている。

wikipedia

テンプル騎士団の意志

人間の存在理由は「自分の為に生きる」を学ぶため。それを学ぼうとせず、弱い者を助けようとすることは大罪なのである。ロスリンチャペルの彫刻はそんな真理を教えてくれていたのだ。

神は真理を地上に表現した

神は善悪を問わない

世間を見ていると間違った慈愛は大罪だとわかる。何かと話題の、環境活動家グレタさんの憎しみに満ちた顔を見てもわかると思う。彼女は悪い自我を活用している。わかりやすく「平和」を掲げる人が間違っていることが多い昨今。物事を見極める目が必要になっている。

一方でグレタさんは強い自我を活用しているので、世界を大きく動かしているとも言える。行動に移さない人よりかは世界のためになっている。神は善と悪を区別しないからどちらの自我も受け入れ、力を与える。だから私達も、自我の悪の側面を受け入れることが必要である。これが実に難しい。

「死」と「再生」は平等

神は「死」も「再生」も平等に必要としているから、この世界にはどちらも存在する。どちらも「発展や成長」をもたらす。植物も動物も死んでは生まれるというサイクルがあり、これは成長の為の仕組みである。

この世界に「死と再生」があるならば「永遠」も存在する。それを表現しているのが鉱物である。本能で「永遠」を求める人間は山に登りたがるし、岩や石を神聖なものとしたがる。この現実世界は真理に則って創り上げられているので、一度真理を理解してしまえばとてもわかりやすいのだ。

「永遠」を知る智慧

この「死」と「再生」というサイクル。生きているものはこの二元性に支配されている。人間は現実でこの原理を変化させる力を持っていないし、二元性を超えていくことも出来ない。一部スピリチュアル界隈では二次元以上にいくことばかり考えている人がいるが、まずは現実を見て欲しい。

「悟り」を得た人は「永遠」という二元性を超えたものを覗き見ることができる。覗き見る為の「智慧」を持つことを神は許している。その智慧で神の意志を知り、人間の使命を知るのだ。そして「希望」を胸に自分のために生きていく。

薔薇十字団代表のことば

薔薇十字団という秘密結社

薔薇十字団という秘密結社のwikipediaを見ていたら、良い文章があったので紹介する。この文章は意味不明なものではない。薔薇十字団もまた真理を守ってきたことがわかるので説明していく。

1623年には、フランスはパリの街中に、「我ら薔薇十字団の筆頭協会の代表は、賢者が帰依する、いと高き者の恩寵により、目に見える姿と目に見えない姿で、当市内に滞在している。われらは、本も記号も用いることなく滞在しようとする国々の言葉を自在に操る方法を教え導き、我々の同胞である人類を死のあやまちから救い出そうとするものである。──薔薇十字団長老会議長」という意味不明な文章が書かれた貼紙が一夜にして貼られるが、結局、犯人は不明であった。

wikipedia

目に見えるものと目に見えないもの

我ら薔薇十字団の筆頭協会の代表は、賢者が帰依する、いと高き者の恩寵により、目に見える姿と目に見えない姿で、当市内に滞在している。

薔薇十字団の代表は、智慧のあるもの(賢者)で、神(いと高き者)を心から信じている。代表は、目に見える姿と目に見えない姿でパリ市内に滞在しているとのこと。これは真理(目に見えない姿)が、現実(目に見える姿)となって表現されているということである。

われらは、本も記号も用いることなく、滞在しようとする国々の言葉を自在に操る方法を教え導き、我々の同胞である人類を死のあやまちから救い出そうとするものである。

真理という智慧を獲得した者は、善の自我を活用し行動する。大切なのは自分を信じ、行動に移すこと。本も難しい言葉もいらない。その行動は見ている人々の心を動かし、世界をも動かすことができる。人類を死のあやまちから救うのは、自分のために強く生きる人々である。

秘密結社の教えまとめ

秘密結社は大いなる意志のもと、人類のために行動している集団なのである。人類が「希望」を選び取り、自分の為に生きることができたとき、私たちは救われる。