あけましておめでとうございます

2020年は何者かになろう

2020年になりました。今更、輪るピングドラムのプリンセス・オブ・ザ・クリスタルのあのセリフ。なんでこんなタイトルかっていうと、私自身に告げたい2020年のメッセージだから。人間を「何者かになったもの」と「何者にもなれないもの」二つに分けるとしたら私は後者だ。私の今年のテーマは何者にもなれないままで何者かになることを目指す!です。変革の年だし年女だし壮大にしてみた。


何者にもなれないものたちと罪悪感

罪悪感が引き起こすこと

最近の日本や世界を暗いイメージと捉えているのならば「何者にもなれない自分」への罪悪感からそのイメージが発生しているのかも。SNSの発達によって誰かの成功や誰かの嫌なところなどがよーく見えるようになった。自分に対する罪悪感が引き起こすやっかいごとたち。他人と自分を比べて落ち込む・何かに異常に依存する・誰かの発言や行動に心がひどく傷つくなどなど。

罪悪感が手につけられないほど大きくなっていくと人は闇落ちする。闇落ちした者の末路は悲しい。最悪なのは人を傷つけることによって何者かになろうとしてしまうこと。2019年の京アニ放火事件の犯人などは分かりやすい例であると思う。

悟りで乗り越えた罪悪感と残った自我

私は運がいいことに、悟りという神秘体験が起きたことによって「何者にもなれないもの」としての自分を認めることはクリアした。つまり自分への罪悪感が消えた。ふとした時に感じる寂しさや虚しさやせつなさみたいな感情は、自分への罪悪感から発生していたと知った。

悟りとは、心の隙間にぴったりとはまるパーツとその秘密を手に入れること。心の隙間が埋まる悟りを体験することができれば闇落ちする危険性はほぼ消える、はず…。何者にもなれない自分を認めることはこのままの自分でもいいんだって心から思える意識を持つこと。

何者にもなれない私に悟りが来て「何者かになりたい」という自我が強く残った。罪悪感を持つことなく自我を素直に利用できる。自我は人間の最大の弱点であり最大の強みでもある。そう確信したのは、この記事で書いた通りロスリン礼拝堂の謎が解けたからでもあります。

人類は最終章に突入しました

目に見えないものを考える時代へ

新年早々のオカルト発言ですが、この地球は最終局面に差し掛かっている。人間の生活は豊かになり物質的なものが満たされると、必ず精神的な問題に向き合うことになる。これからは目に見えないものを探る時代へ。それゆえ人間の根源的な問いについて真剣に考えている人は増えているのだと思う。「何者にもなれないもの」たちにも「何者かになったもの」たちにも平等に訪れる問い。

未来のちょっと怖いはなし

この先テクノロジーが発達すると人間が暇になる未来が確実にやってくる。その時代には自我を最大限に活用して何者かになったほうが生きやすい。罪悪感を昇華できていない「何者にもなれないもの」にはきびしい時代になるかもしれない。

144000という数字の意味

今ふと思ったのだが、聖書に書いてある神の刻印を押される144000人って「何者かになったものたち」なのでは。闇落ちすることなく、自我の上手な扱い方を知っている彼らこそ新しい世界を作っていくのかもしれない。これについてのオカルト考察はいつかしたい。


何者かになりたいけど聖人にはなりたくない

私たちは何者かにならなくてもいいし、なってもいい。でも人間として生まれてきて自我が存在するのならば利用してもいいんじゃないの?と思う。仏教では自我を無視しろという教えがある。感情を動かす出来事に惑わされず、心静かに生きることを最上級としている人たちがむかつくんだ私は。そう感じる自我を大切にしていきたい2020年。何者かになるぞ。

このニュース人間ぽくていいなーと思った。

ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇は、バチカンで行われた大晦日の集会で、集まった信者とみられる女性の手を叩いたことを謝罪した。この動画はネットで拡散され、批判が集まっていた。一方で、教皇を擁護する人々もいた。

聖人のふりができなくなっていく時代ですね。