今回は過去記事の中からピックアップした「悟り」の最終段階を表すことばを紹介していく。「悟り」がどんなものであるかの参考になれば。色付きの枠がピックアップしたことばたち。ちょっと修正したりしてわかりやすくしてみた。

「悟り」の最終段階を表すことば

三つの智慧

真理に到達するための智慧・光と闇を統合する智慧・永遠に変わることのない原理を知る智慧

「悟り」とは智慧である。その智慧を一言で表現することは難しい。ここでは三つの言葉を挙げたけれど、その智慧はひとつである。

神になること

「永遠」という二元性を超えたものを覗き見ること・「悪魔性」に惑わされないこと・人間のまま「神」になること

神になるというのは自分が「神」であると威張ることではない。悟ると神の考えていることがわかるようになる。神だから悪魔に惑わされないし、神のことばがわかるようになる。エメラルドタブレットの意味とか、聖書の意味とかわかる。

前世で修行がほぼ完了している人

不平等を認めること・強い自我を持ち自己表現すること・「希望」を選び取り100%自分の為に生きること

これらが実行できているのならば「悟り」の最終段階にいると言える。この三つは「悟り」に興味がなくてもできること。もともと心が強い人や、真理探求に興味がない人、生まれる前にほぼ修行を完了している人はここに行き着くはず。

修行がほぼ完了している人

現実が自分の内側から発生していることを認識できる人・受け入れる心と強い心を同時に持ち、正しい強さを発揮していく人・自我の二面性と自我が世界に及ぼす作用を見つけることができる人

これら三つのことが理解できている人は「悟り」の最終段階にいる人。意味がわからないのならばまだまだ修行が必要なのかも。次章から、これら三つの意味をそれぞれ詳しく表現したことばたちを紹介してゆく。

「悟り」の最終段階をもう少し詳しく

現実が自分の内側から発生していることを認識できる人

この世界は入力も出力もしていない。開放されているように見えるが実は閉鎖している。

この現実世界は意識だけが存在し、その意識内で全て完結しているということ。現実世界は自分の見えている範囲だけ生成されている。というか、その生成されている範囲も実際は見ているように思い込んでるだけ。視覚、聴覚、触覚、味覚などは意識で作り出されているだけなのだが、人間にバレないように完璧に作り込まれているのでリアルに感じる。

受け入れる心と強い心を同時に持ち、正しい強さを発揮していく人

受け入れる心と強い心を同時に持つこと

心の中にある女性性と男性性が均等になり、中道の心になること。

人間の心の中には、強い心(男性性)と受け入れる心(女性性)がある。そのバランスが崩れているのが人間であるが、「悟り」とはそのバランスを均等に保つことができるようになること。

地球上では女は男の下であり、また別の視点では女は男の上でもあることを知ること。

地球上では男の下に女がいるのが決まりごと。強いものは弱いものの上に立つ。この決まりごとを変えることはできない。この決まりごとに不満を持つことで争いが起きている。「悟り」が起きてはじめて女が男の上となる。

正しい強さを発揮すること

剣(男性性)で一度死ぬこと。剣の力で心をグサっと刺され、血を流し負けを認めること。

輪廻から解脱するための試練を表現したことば。この試練はすごくつらい。この戦いを乗り越えて、負けを認めるとイエスのように復活して「神」となる。この言葉の意味がわかるようになったらもうほぼほぼゴール。しかし、肉体が死ぬまで油断は禁物。

自我の二面性と自我が世界に及ぼす作用を見つけることができる人

自我によって自己の存在を認めること。

自分の中にある疑問や怒りを利用して自分を表現すること。自分を卑下することなく、強く自己表現することが出来たら「悟り」に到達している。自我を上手に使っている人たちとも言える。前章で紹介した「前世で修行がほぼ完了している人」と同じ。前世である程度の「悟り」を探求しているはず。

生存戦略しませんか?

悟らなくったっていい

ここまで「悟り」を表現することばを紹介してきて言うのもなんだけど、ぶっちゃけ「悟り」なんてどうでもいいのである。もう今は、ただただ何かを信じるだけでOK。信じるものによっては危険性があるのですが。

カルマ解消の時間がない

何かを信じて行動することは、何も信じないで何も行動しないよりかはマシ。もう結論を出さなくてはいけない時代で、カルマ解消についての議論などしていても間に合わないと思う。残り時間は少ないので生存戦略していきましょう。

何もしない人が行くところ

何も行動しない人は一番つらい地獄へ行くと思う。ダンテ「神曲」地獄篇でもそんな描写がありました。神にも悪魔にも見捨てられて、天国にも地獄にも行けない地獄。私は絶対にそこに行きたくない。