ごちゃごちゃしてきたchromeのブックマークを整理整頓していたら見つけた気になるワード「オートポイエーシス」。未来のネタになりそうなものをブックマークしている過去の自分を褒めたい。

オートポイエーシスとは

自己が自己をつくる

正直すごく難しい話なのでよくわからんけど、なんとなくわかった。ブックマークしてたサイトから引用。

オート(自己)ポイエーシス(制作)とは境界を自ら作り出すことにより、その都度自己を制作するという考えです。オートポイエーシスの概念は、チリの神経生理学者マトゥラーナとヴァレラの共著論文「オートポイエーシスー生命の有機構成」(1973年)ではじめて提起されました。その論理は神経システムをモデルにして組み立てられ、細胞システムや免疫システムに拡大していった理論構想です。

http://www.prings.com/opendoor/auto.htm

4つの特徴

マトゥラーナさんとヴァレラさんが提唱した、オートポイエーシスというシステム論。有機体(生命)は自己制作・自己産出しているかもと考えたということ。理論構想なので、有機体に適用できるのかはまだ明らかになっていないが、このシステム論は生物学以外のものには応用されているようです。オートポイエーシスには4つの特徴がある。さきほどのサイトから再び引用。

  1. 自律性
    システムは自分におこるどのような変化に対しても、自分自身によって対処できる能力をもつ
  2. 個体性
    システム自身でみずからの構成素を産出することによって自己同一性を維持する
  3. 境界の自己決定
    自己の境界を、産出のネットワークの中から自分自身で決定している
  4. 入力も出力もない

入力も出力もしない

4つの特徴の、1から3までは有機体に当てはめても納得できるものなのだけど、4つ目が未だに謎っぽい。松岡正剛さんの千夜千冊というサイトでこのことについて言及されていたので引用させてもらう。

ところが次の、(4)の入力も出力もないというのが奇妙なのである。入力も出力もないのならまさに閉鎖系であろうということだが、どうみても生物は入力と出力をしているはずで(食物を摂取し排泄していることも新陳代謝をしていることも)、何をもって入力と出力のない系を想定したのかが、すぐには理解しがたいのだ。いったい何が閉鎖的で、かつ自律的なのか。

松岡正剛の千夜千冊

生き物は入力して出力しているのが普通。だけどオートポイエーシス理論では入力も出力も無いと明言している。今回この理論を初めて目にして驚いてしまった。「悟り」とは生命というか「この世界そのものが入力も出力もしていない」ことに気がつくことなので。本当の世界は閉鎖しているけれど、人間には開放されているように見える。だから4つ目は正しいし、オートポイエーシス理論はすごい。(語彙力ひどい)

オートポイエーシスと内側の世界

偶然とゆらぎ

この本の中でオートポイエーシス理論が生まれるまでの歴史と変遷がまとめられているらしい。千夜千冊の中でその内容がわかりやすく紹介されていたので気になる方はじっくりと読んでみてください。第三世代をオートポイエーシス理論とし、その前身を第一世代、第二世代と分けて比較していた。

もう一度、第一世代と第二世代の見方と比較していうのなら、動的平衡を前提とする第一世代のシステム理論では、創発は稀な偶然から生じて、それがゆくゆくシステム全体が組み替わってしまうような構造転換におよぶとみなしていた。それはそれでひとつの見識だった。また、動的非平衡の第二世代のシステム理論では、たまたま紛れこんだノイズや「ゆらぎ」がシステムに秩序をつくるのではなく、システムがそもそも抱えもつ取り除くことのできない「ゆらぎ」そのものがシステムの創発をもたらすと考えられた。それを自己組織化とよんだのだった。これもきわめて魅力的な見解だった。
 ところがオートポイエーシス理論では、創発そのものがシステムの本質なのである。

松岡正剛の千夜千冊

「偶然」と「ゆらぎ(予測できないこと)」がこの世界を作っていると思っている私たち。でも「悟り」でわかることはその「偶然」や「ゆらぎ」でさえも自分でコントロールし、作り出していたということ。信じられないでしょうが、これを理解すると全てのつじつまが合います。他人とコミュニケーションするたび、世界で起きている出来事を目にするたびに、未だに不思議な気分になる。けれどそれらは全て自分が作り出したもので、内側の世界で完結しているのだ。

隙のない完璧なシステム

内側の世界であるのに、自分の意識外と思われる外側の世界の出来事は、時空を超えて絶妙に関連し合い完璧な物語を生成している。このシステムを作った神はまじですごい。としみじみ感じております。本当は私たちが作ったんだけど。映画「クラウドアトラス」を観て号泣するのもこの内側の奇跡を感じるからこそ。この世界の真理が解るおすすめ映画です。

真実を見つける人

人間は真理にアクセスする力を誰でも持っているけれど、稀に他の人間より遥かに早く発見してしまうことがある。初めのうちは周りに理解されないから辛いと思う。けれど、まわりの人間が信じ始めるとそれは真実となる。信じることが大切だっていうのはこういうこと。そして信じる人ほど真理にアクセスできる。

2019年は私にとっては試練の年で、それを経て輪廻が発生する仕組みをようやく理解したかんじ。輪廻の仕組みを理解すると、この世界がオートポイエーシス理論で動いていることがすごく納得できました。この世界は美しきトポロジー。