誰かのパーティーにいる。日本酒を作っているという女の子に是非うちの日本酒を飲んで欲しいと頼まれる。ラベルには「富士山」と書いてあった。冷たくて甘くて爽やかな味だった。部屋にはスピッツの冷たい頬が流れている。

パーティーから出て帰る。いつも通りに歩いて帰ろうとしたら途中でここは知らない街だと気づく。振り返ると遠くの方に東急があった。スマホで帰り道を調べる。なんでもいいから地下鉄の駅に行きたい。一番近い道は神社の敷地内を通り抜ける道だ。大きな神社だ。境内にはガラスの扉の棚が置いてあり、そこには緑色の札で「2年間客引きをして申し訳ありませんでした」と書いてある。珍しいと思って写真を撮ると、ガラスの棚の中には強い顔の人形が入っていた。顔が強いな〜と思ってたら人形と似た顔の和服の女性がいることに気がつく。地元の人かと思ったけど、私も道に迷っているので一緒に行かせて欲しいと言う。

一緒にスマホの地図を見ながら歩く。どんどん道の左右に植物が繁ってくる。右手の上の方を見ると、遠くに黒い鉄っぽい正方形のビルがたくさん建っているのが見えた。空がすごく青い。神社の敷地が終わって、普通の道が見えてきた。スマホの地図を確認すると、ここからはまっすぐ行くA駅か右に曲がるB駅に行ける。まっすぐ行く方が近そうだ。女性に教えて、私は途中で靴を脱いでしまったいたので、それを取りに1人で引き返した。銀色の靴だ。