男の子の家に行くと、そこにはその子の家族や親戚が並んで寝ていて、まるで避難所のようだった。とはいえ特に悲壮感はなく、それが当たり前のように暮らしている。

壁はすべてガラス張りで不思議と街全体見える。

とても大きな飛行機がゆっくりゆっくり低空飛行で今にも街に落ちそう。方向を変えながら落ちる場所を探しているみたいだった。この家にも突っ込んできそうになるけどギリギリで方向が変わり、助かった。

もし次に来た時にガラスが割れて飛び散ったら危ないのでカーテンを閉めた。私は横になっているおじいさんや子供達がお腹が空いているかもと思って、お菓子を配った。みんなでお菓子を食べながら車で逃げようかどうしようか相談するが結局飛行機は落ちてこなかった。